暖かくなったと思ったら急に冷え込んだりと、
春の気まぐれなお天気が続きますが、
いかがお過ごしでしょうか

さて、先日は「妖精ミュージアムコンサート〜横笛の調べ〜」を
開催いたしました

横笛奏者・狩野嘉宏さんによる、
篠笛の魅力をじっくり味わっていただける贅沢な1時間となりました

演奏して頂いた中の何曲かをご紹介いたします。

一番高い音から低い音までまんべんなく使って作られたこの曲は、
演奏するのがとても難しいそうです。
演奏前に狩野さんは
「作り替えたいくらいですが、自分で作曲したので頑張ります」
とユーモアたっぷりのMCをされていましたが、
ひとたび演奏が始まると、美しい音に皆聞き入っていました。
高音から低音へと続くメロディを聞いていると、寒空に輝く星々の情景が浮かんできます



笛の名手であった平敦盛を歌った曲。
澄んだメロディが物悲しさを表しています


もとは熊本民謡ですが、篠笛に合わせて狩野さんがアレンジを加えました。
子守唄の穏やかな曲調と篠笛の優しい音が掛け合わされて、
暖かい気持ちになります。

宮崎県の代表的な民謡で、ヒエを臼に入れて杵でつく時に歌った作業歌です。
のどかな雰囲気の曲調に、リズムに合わせてついている様子が浮かんできました。
MCでは、普段あまり知る機会がない篠笛について、
分かりやすく解説してくださいました

木の節がついている笛と、ない笛があるということ、
普通の楽譜以外に、漢数字と数字で音階を表す「縦譜」がある
ということなど、篠笛の神秘を垣間見ることが出来ました

お客様からの熱い拍手により、急遽アンコールも演奏して頂けることになりました。
「ふるさと」などよく耳にする音楽が織り込まれていて、
思わず一緒に口ずさみたくなります。
篠笛のしっとりした魅力がたくさんつまった1時間となりました。
狩野さん、素敵なコンサートをありがとうございました

次回のミュージアムコンサートは、夏ごろを予定しております

詳細が決まりましたらホームページ等でお知らせいたします。
お楽しみにお待ちください

(スタッフYs)