2018年04月12日

展示替えをしました!

こんにちは!

4月2日の休館日にアートサロンの展示替えをしました

前回のウォルター・クレインやラッカム、デュラックの色鮮やかな挿絵とは対照的に、
今回はビアズリーを中心としたモノクロの世界です

ビアズリーは19世紀末のイギリスの挿絵画家。ほぼ独学で絵画を学び、ペン画で唯美的な絵を描き、当時の美術に多大な影響を与えました。ビアズリーは様々な美術作品から学び、自分の画風に取り入れていったのですが、その中には日本の浮世絵もありました。わずか5年足らずの短い活躍の後、持病により25歳で亡くなりました。ビアズリーの影響は日本にもおよび、日本の画家や漫画家も影響を受けているのだそう
ビアズリーという名前は知らなくとも、絵は知っているかもしれませんね。
一度見たらなかなか忘れられない!そんな力があると思います

現在アートサロンには、ビアズリーの『アーサー王の死』、『サロメ』『イエロー・ブック』が展示されています。
『アーサー王の死』はビアズリーにとって挿絵画家として初めての大きな仕事でした。
『サロメ』はもっとも有名ではないかな?と思います。
『イエロー・ブック』はビアズリーの名声と悪評の絶頂期ともいえる時期のものです。
前述の通り、ビアズリーの活動期間はわずか5年ほどでしたが、彼の画風は目まぐるしく変化しています。『イエロー・ブック』以後にもビアズリーは挿絵をたくさん描いていますが、『アーサー王の死』から『イエロー・ブック』まででも大きく変化していますその変化にも注目してみると面白いかもしれません

他にもフランク・C・パペの挿絵本や日本語訳『サロメ』の展示も行っています。
日本語訳『サロメ』の挿絵はアラステアと言う挿絵画家によるものです。
アラステアもとても特徴的で引き込まれる画風です
是非ご覧ください


(スタッフR)
posted by うつのみや妖精ミュージアム at 10:53| 栃木 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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